咬み合わせチェック

歯科治療のゴールとは？もし患者さんにそう質問されたら、私はこう答えます。「それは理想的な咬み合わせ(咬合[こうごう])を完成させることです」と。人間の噛むという行為は神経・筋肉・顎関節・歯が一体となった非常に複雑で高度な行為です。矯正歯科やインプラント・入れ歯などの治療も最終的には理想的な咬み合わせ(咬合)を完成させるための治療に他なりません。

咬み合わせの不調和から起こる病気はいろいろあります。虫歯ではないのに歯が異常にしみる、また歯が一部欠けたり擦り減ったり、歯の根が折れたり、詰めた金属がすぐ取れたりするのも咬み合わせと関係があります。また歯周病でも咬み合わせの良し悪しでその進行に大きな差が生じます。
顎関節症はアゴの病気でアゴが鳴る、口が開かない、アゴが痛いなどの症状が現れますが、これは咬み合わせの不調和からくる病気です。さらに咬み合わせは肩こり、めまい、耳鳴り、ストレスなどとも関連があると言われています。
このように咬み合わせ(咬合)の不調和は多くの歯科の病気と関連し、全身の不調和との関連もあることが明らかになってきました。近年、様々な咬み合わせの検査方法が開発されました。入江歯科クリニックでは特に有効な検査をセットにして咬み合わせ精密検査をおこなっています。

入江歯科クリニックでは、患者さんの体全体の健康を支えるために「咬合チェック」をおこなっています。特に下記のような場合には咬み合わせ精密検査を受けることをお勧めしています。

・顎関節症の症状がある場合
・治療しても治りにくい、トラブルが多い
・咬み合わせが変だと感じる方
・広範囲の歯の治療やインプラントを行う前に
・矯正治療を行う前に

大学病院と同等レベルの検査システムです。コンピューターアキシオグラフは２時間、それ以外の検査は約１時間を要します。もちろん、検査結果は分かりやすくご説明いたします。

・顎関節のレントゲン写真
・歯型(半調節性咬合器へフェイスボートランスファー)
・コンピュターアキシオグラフ(顎の運動の検査)
・ブラックスチェッカー(歯ぎしりの検査)
・レントゲン写真
・セファロ(顔面骨格の診査)